【元トヨタ保全が解説】期間工と派遣、どっちが受かりやすい?採用で見られるポイントも紹介

期間工・派遣の比較

どうも、だいです!

今回は、「期間工と派遣って、どっちが受かりやすいの?」という疑問について解説します。

工場未経験の方だと、

「期間工と派遣で採用基準は違う?」

「工場経験がなくても受かる?」

「年齢が高いと厳しい?」と気になる方もいると思います。

僕自身、トヨタ自動車では正社員として工場勤務を経験し、その後は派遣として日産車体九州・クボタ・日野自動車など複数の工場で働いてきました。

その経験も踏まえて、期間工と派遣の採用の違いや、採用で見られやすいポイントを紹介します。

先に結論を言うと、

期間工と派遣のどちらが必ず受かりやすいとは言い切れませんが、派遣は複数の求人から自分に合った仕事を探せるため、応募先の選択肢を広げやすいです。

一方、期間工はメーカーが直接採用するため、人気メーカーでは応募状況などによって選考結果も変わります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

期間工と派遣はどっちが受かりやすい?

期間工と派遣では、そもそも雇用される会社が違います。

期間工は、自動車メーカーなどと直接雇用契約を結んで働きます。

一方、派遣は派遣会社と雇用契約を結び、派遣先の工場で働く仕組みです。厚生労働省も、労働者派遣を「派遣元が雇用する労働者が、派遣先の指揮命令を受けて働く仕組み」と説明しています。

期間工
→ 応募したメーカーの選考を受ける

派遣
→ 派遣会社を通して条件に合う求人を探せる  という違いがあります。

派遣の場合、一つの求人と条件が合わなくても、派遣会社が複数の求人を扱っていれば別の工場を紹介してもらえる場合があります。

この「応募できる求人の選択肢を広げやすい」という点では、派遣は工場勤務に挑戦しやすい働き方だと思います。

ただし、「派遣なら誰でも受かる」という意味ではありません。

期間工・派遣ともに、採用基準や募集条件は会社・工場・求人によって異なります。

期間工の採用はメーカーが直接選考する

人気メーカーには応募が集まることもある

期間工は、トヨタ・デンソー・アイシンなど、実際に働くメーカーと直接雇用契約を結びます。

そのため、基本的には応募したメーカーごとに選考を受けることになります。

特に待遇や入社特典などの条件が良い人気求人では、時期によって応募が集まることも考えられます。

採用状況は生産状況や募集人数などによっても変わるため、

「このメーカーなら絶対に受かる」とは言えません。

面接などの選考がある

期間工では、メーカーごとの採用選考があります。

選考方法はメーカーによって異なりますが、面接などを通して、

  • 志望理由
  • これまでの仕事
  • 交替勤務などに対応できるか
  • 長く働けそうか などを確認される場合があります。

ここで大切なのは、無理に自分を良く見せることではありません。

聞かれたことに対して、自分の経歴や働く意思を正直に伝えるのが基本です。

健康状態も重要

自動車工場などでは、立ち作業や交替勤務になる工程もあります。

そのため、入社前に健康診断などが行われる場合があります。

ただし、「○○があったら絶対不採用」などと一律に判断できるものではありません。

採用基準はメーカーによって異なるので、気になることがあれば応募先へ確認しましょう。

派遣は応募できる求人の選択肢を広げやすい

派遣会社は複数の工場求人を扱っている

派遣の大きな特徴は、一つのメーカーだけに応募するとは限らないことです。

派遣会社によっては、

  • 自動車工場
  • 部品工場
  • 半導体工場
  • 食品工場
  • 検査
  • 組立
  • 物流 など、さまざまな求人を扱っています。

そのため、一つの求人で条件が合わなかった場合でも、

「こちらの工場なら条件が合います」と別の仕事を提案してもらえる場合があります。

これは一社のメーカーへ直接応募する期間工とは違うポイントです。

未経験から応募できる求人もある

工場派遣には、未経験から応募できる求人もあります。

僕自身も複数の工場を経験してきましたが、工場には未経験から入って働いている人もたくさんいました。

ただし、これも、「未経験ならどんな求人でも受かる」という意味ではありません。

仕事内容によっては経験や資格が必要な求人もあります。

未経験から工場勤務を考えている方は、こちらで詳しく解説しています。

👉 期間工・派遣って未経験でも働ける?

派遣でも必ず採用されるわけではない

「派遣は受かりやすい」という話だけが一人歩きすると、

「派遣会社に登録すれば絶対に工場で働ける」と思ってしまうかもしれません。

しかし、実際にはそうとは限りません。

派遣でも、

  • 求人の募集条件
  • これまでの経験
  • 必要な資格
  • 勤務可能な時間帯
  • 健康状態
  • 募集人数 などによって、希望した求人を紹介してもらえない場合があります。

また、派遣会社へ登録することと、希望する派遣先で実際に就業できることは別です。

「派遣=誰でも受かる」ではなく、「複数の求人から条件の合う仕事を探しやすい」

と考える方が分かりやすいと思います。

一つの求人が難しかったときにも違いがある

ここは期間工と派遣を比較するときに、意外と大きな違いだと思います。

期間工の場合

たとえば、トヨタ期間工へ応募して不採用だった場合、

トヨタ期間工への応募はいったんそこで終了となります。

別の期間工で働きたいなら、アイシン・デンソー・クボタなど、別のメーカーを探して応募することになります。

派遣の場合

派遣会社は複数の工場求人を扱っている場合があります。

そのため、希望していたA工場が難しくても、

条件が合えばB工場やC工場を紹介してもらえる場合があります。

僕が「まず工場勤務に挑戦したい人なら、派遣も比較しやすい」と思う理由の一つがここです。

一つの求人だけではなく、自分の年齢・経験・希望勤務地などに合わせて候補を探せる可能性があるからです。

年齢によって受かりやすさは変わる?

期間工・派遣ともに、年齢だけで採用結果が決まるとは限りません。

実際に僕が工場で働いていたときも、20代・30代だけでなく、40代・50代で働いている期間工や派遣の方もいました。

一方で、求人や仕事内容によって求められる条件は異なります。

「期間工は○歳まで」
「派遣なら○歳でも絶対大丈夫」
と一律には言えません。

年齢については別の記事で詳しく解説しているので、「自分の年齢でも工場で働ける?」と不安な方はこちらを参考にしてください。

👉 期間工・派遣って年齢制限ある?見られるポイントや受かるコツ

こちらの記事では20代・30代と40代・50代に分けて採用傾向について解説しています。

採用されるために意識したいポイント

働く意思をきちんと伝える

期間工・派遣のどちらでも、

「しっかり働きたい」という意思を伝えることは大切です。

面接では質問された内容に対して、できるだけ具体的に答えましょう。

無理に話を盛ったり、できないことを「できます」と答えたりする必要はありません。

勤務条件を確認してから応募する

求人によっては、

  • 2交替・3交替
  • 夜勤
  • 残業
  • 休日出勤 などがあります。

応募してから、「夜勤があるとは思わなかった」となるのは避けたいところです。

求人票を確認して、自分が対応できる勤務条件なのかを確認してから応募しましょう。

自分に合った求人を選ぶ

受かりやすさだけで求人を決める必要はありません。

仮に採用されても、

  • 給料が希望より低かった
  • 寮が合わなかった
  • 勤務地が遠かった
  • 働きたい期間と合わなかった となれば、長く続けにくくなります。

「受かる求人」だけでなく、「採用されたあとに自分が続けられる求人か」まで考えて選ぶのがおすすめです。

期間工がおすすめな人

期間工は、

  • メーカーから直接雇用されたい
  • 満了金などの手当を狙いたい
  • 大手メーカーで働きたい
  • 数か月〜数年単位で働きたい
  • 正社員登用にも挑戦したい という人なら比較してみる価値があります。

ただし、給与や満了金、正社員登用制度などはメーカーによって違います。

「期間工だから全部同じ」ではありません。

派遣がおすすめな人

派遣は、

  • 複数の工場求人を比較したい
  • 未経験から工場勤務に挑戦したい
  • 勤務地や時給を比較したい
  • 自分に合った求人を紹介してほしい
  • 一つのメーカーだけに絞らず仕事を探したい という人なら検討しやすい働き方です。

また、派遣には有期雇用だけでなく、無期雇用派遣という働き方もあります。

雇用期間の違いが気になる方はこちらで詳しく解説しています。

👉 無期雇用派遣とは?一般派遣との違い・メリット・デメリット

元トヨタ保全の僕が思うこと

僕自身、トヨタ自動車では正社員として働き、その後は派遣として日産車体九州・クボタ・日野自動車など複数の工場で働いてきました。

その経験から思うのは、「受かりやすいか」だけで期間工か派遣かを決めなくてもいいということです。

初めて工場で働く人なら、

「自分に工場勤務ができるのか」

「どんな仕事が合うのか」

「どのくらい稼ぎたいのか」など、分からないことも多いと思います。

派遣には複数の求人を比較できる良さがあります。

一方、期間工にはメーカー直接雇用や満了金など、期間工ならではの特徴があります。

僕自身もいろいろな工場で働いてきましたが、同じ工場勤務でも会社や配属先によって環境はかなり違いました。

だからこそ、「どちらが受かりやすいか」だけではなく、自分がどんな条件で働きたいのかまで考えて選ぶのが大切だと思っています。

収入面から期間工と派遣を比較したい方はこちらも参考にしてください。

👉 期間工と派遣はどっちが稼げる?給料・手当・仕事内容の違いを比較

期間工・派遣の採用についてよくある質問

工場未経験でも採用されますか?

未経験から応募できる期間工・派遣求人はあります。

ただし、すべての求人が未経験歓迎というわけではありません。

仕事内容や募集条件を確認して応募しましょう。

40代・50代でも期間工や派遣で働けますか?

実際に40代・50代で働いている人もいます。

ただし、メーカー・求人・仕事内容などによって条件は異なるため、年齢だけで一律に判断することはできません。

資格がなくても応募できますか?

ライン作業・組立・検査など、特別な資格を必要としない工場求人はあります。

一方、フォークリフトやクレーンなど、業務によって資格が必要になる仕事もあります。

期間工に落ちたら派遣にも受かりませんか?

期間工と派遣では雇用主や求人の募集条件が違うため、期間工で不採用だったことだけを理由に、すべての派遣求人で働けないとは言えません。

自分の条件に合う別の求人を探してみるのも一つの方法です。

派遣会社に登録すれば必ず仕事を紹介してもらえますか?

必ず希望する仕事を紹介してもらえるとは限りません。

求人の募集状況や応募者の希望条件などによって、紹介できる仕事は変わります。

まとめ|受かりやすさだけで期間工・派遣を決めなくてOK

今回は、期間工と派遣ではどちらが受かりやすいのかについて解説しました。

期間工はメーカーへ直接応募して選考を受ける働き方です。

一方、派遣は派遣会社が複数の求人を扱っていれば、自分の条件に合った別の工場まで含めて探せる可能性があります。

その意味では、工場勤務へ挑戦するときの選択肢を広げやすいのが派遣の特徴です。

「派遣なら誰でも受かる」
「期間工は受かりにくい」
と一律に決めることはできません。

メーカーや求人、募集時期、経験、勤務条件などによって採用状況は変わります。

僕自身、正社員・派遣として複数の工場を経験してきましたが、受かることだけを目的にするのではなく、

「採用されたあとに、自分がその条件で働き続けられるか」まで考えて求人を選ぶのがおすすめです。